極低温アッテネータ【高周波部品】

極低温チャンバー内のサーマルノイズを解決
メーカー Spectrum Control (旧API Technologies)

アッテネータ・ターミネータ

APIインメット社では、超電導環境下を作り出すために必要となるクライオスタット向けに極低温アッテネータをご提供しております。
量子コンピュータの設置に伴うサーマルノイズの除去は、高い技術力と信頼性が要求され、API Tech社では、過酷な環境と信頼性が要求される宇宙衛星分野のようなカスタム品で培われた経験を極低温分野の技術開発に生かしております。
自社内のレジスタ製造プロセス、材料を使用しているため、mKの温度範囲で熱運動の停止状態が必要とされる機構設計を材料、基板、製造プロセスから最適化しています。

特長

  • 広温度範囲での減衰安定性
  • 低サーマルノイズ特性
  • 低熱発散

仕様

  • 周波数:DC~18GHz
  • パワー:~2W
  • 減衰量:0, 3, 6, 10 & 20dB
  • コネクタ: SMA、SMP、SMPM各種
    ※非磁性体タイプもございます。

減衰器(アッテネータ)とは

■減衰器(アッテネータ)の原理と仕組み

オーディオ機器などで、入力信号を増幅するのがアンプの役割ですが、それとは反対に入力信号を減衰するのが減衰器(アッテネータ)です。入力信号が大きすぎる時に、それを適正なレベルにまで下げるのが主な働きです。

減衰器は内部に固定若しくは可変抵抗を備えており、高周波信号などの整合性を維持したまま、入力信号のレベルを下げることができます。その結果精密機器に入力される信号レベルを調整する他、過大な信号の入力で機器が損傷することを防ぎます。

その他にもスペクトラムアナライザなどと組み合わせて各種測定に用いたり、インピーダンスマッチング(整合性改善)や平衡・不平衡変換などにも利用されます。

信号測定の分野では、大きすぎる信号を入力すると歪によって測定に影響が出ることがあります。そのため入力信号を適切に調整することで歪を抑制し、最適な状態で信号測定をする必要があるのです。

■主な用途と市場

減衰器は各種通信機器やレーダー、さらに各種計測システム全般に応用されています。
コーンズテクノロジーでは、APIインメット社の広帯域ハイパワーアッテネータとターミネーションを各種取り扱っています。

メーカー紹介

Spectrum Control (旧API Technologies)

Spectrum Control(旧API Technologies)は旧API Weinschel社及び旧API Inmet社を傘下に持つ、高周波測定機器や電子部品、信頼性の高いシグナルスイッチや測定器などを提供するメーカーです。これらの製品は通信システムや防衛装置、医療機器や航空宇宙機器などさまざまなアプリケーションに活用されています。
弊社はSpectrum Control(旧API Technologies)社の代理店として、国内のお客様に製品を提供しサポートと技術サービスを提供しています。

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当社スタッフが必要な条件・用途をお伺いした上で、最適な製品をご提案いたします。

電子システム部 通信計測チーム

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