【製品概要】

Genius（ジーニアス）は、缶内面、食品容器内面、キャップ及び缶蓋内外面の汚れ、異物、傷、歪み等を高速で検知する画像処理検査機です。

米国Applied Vision （アプライドビジョン ）社は、 20 年の画像処理の経験から、高度なアルゴリズムに高速 CPU を組み合わせ、高速でかつ高精度な検査を実現させた、 Genius を 1998 年にリリースしました。

高い検出能力と驚異的な低無駄バネ率から、今や日本国内の製罐メーカー、飲料メーカーでも業界標準機器となっております。

【 特長 】

• 最大 3600 個 分の検査が可能
• 豊富な検査アルゴリズム
• 自動センター補正機能、自動濃淡補正機能
• オリジナルのノイズフィルター処理
• 不良の大きさ、しきい値が一目で判る検査画面
• 日本語対応、タッチスクリーンモニター
• 既存ラインへの設置も容易
• 画像保存システムの追加によりトレーサビリティを実現
• PLC 型フェールセーフの追加により、不良缶の流出防止を強化

【 用途 】

• 缶内面検査機
• 外面底部検査機
• 缶蓋検査機
• 巻締検査機
• フランジ検査機
• 座屈検査機
• 紙容器検査機
• プラスチック容器検査機
• びん口部検査機

【アプリケーション実績】

上：缶内面、缶蓋内面、紙容器底部
下：紙容器内面、缶蓋外面、発泡容器内面

 

⇒ 様々な素材やサイズの容器の内側、外面の傷や歪みなどを最大3000個/分の速度で検知
⇒ 容器の内側・外側に付着した油分や埃、毛髪、ビニル片なども正確に検知

Genius特徴①：豊富な検査アルゴリズム

機能アイコンを組み合わせるだけの簡単プログラム

⇒Applied Vision社の特許技術である検査対象物にあわせた「ジニーツール」をはじめとする各種アルゴリズムが高い検出精度と低い無駄バネ率を可能にします。

Genius特徴②：自動位置補正機能

カメラと対象物の芯ずれを補正し、真円状の検査領域を生成

⇒カメラと対象物の芯ずれを補正する「自動センター補正機能」により、正しいドーナツ状の検査領域を生成して未検査領域を無くします。

Genius特徴③：自動輝度補正機能

容器内の濃淡を自動補正

⇒容器内の輝度個体差を自動補正することにより、安定して検査をすることが出来ます。

Genius特徴④：黒異物検出

Genius特徴⑤：オリジナルのノイズフィルター処理

無駄バネ（誤検出）の要因となるノイズをフィルター処理し、検出対象箇所を拡大抽出する優れた検索アルゴリズムを採用。Applied Vision社の特許技術である検査対象物にあわせた「ジニーツール」を始めとする各種アルゴリズムを用いることで、高い検出精度と低い無駄バネ（誤検出）率を可能にします。

例）1ｍｍ以下の傷は見逃し、1ｍｍ以上の傷を検出したい

⇒ジーニアスは検査精度をお客さまのご要望に応じて細かく調整することが可能です。

【概略仕様】

Genius導入事例：空缶内面検査機

空缶内面を撮影し、画像処理にて不良を検出します。

2カメラでフランジから缶胴底部まで検査領域をカバーすることが可能です。

巻締不良の要因となる変形資材の排除により、充填機・巻締機のトラブルを未然に防止出来ます。

***検査項目***

アルミ缶、タルク缶、スチール缶、ダイヤカット缶、エンボス缶の以下部位
・ フランジ部：　汚れ、異物、割れ、真円度、ひげ、傷、厚み
・ ネック部：　汚れ、異物、プリーツ
・ 胴部：汚れ、異物、凹み、座屈
・ 底部：汚れ、異物、凹み、シュリンクフィルム、PPバンド

■フランジ黒異物 検出例

■フランジ割れ 検出例

■楕円缶 検出例

■座屈缶 検出例

■缶胴黒異物 検出例

Genius導入事例：缶巻締検査機

中身を充填後(例えば、飲料の場合はシーマー工程後)で発生する缶の巻締不良を、

側面から4カメラで抜け漏れなく撮影し、画像処理にて不良を検出します。

***検査項目***

飲料缶・食缶の舌だし、足だし不良、疑似巻締め

***検査方法***

■食缶巻締部の検出例

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高速画像処理検査機ジーニアス 製品カタログ