【卓上型】赤外線多成分計
(水分計/脂肪分・油分測定/タンパク質測定)
【InfraLab eシリーズ】 【食品・飲料機器】
製品概要
「InfraLab eシリーズ」は、短時間のサンプル分析で食品の水分、脂肪分、油分、タンパク質といった主成分の含有量を測定できる卓上型タイプの近赤外線式多成分測定器です。オンライン型赤外線多成分・膜厚計「710e」と同等の性能ながら、R&Dやオフライン測定に最適なコンパクトで使いやすいサイズです。
アプリケーション(被測定物)実績
プラスチックペレット、スナック(ビスケット、ポテトチップス)、チョコレート、チーズ、シリアル、粉乳(脱粉、全粉)、コーヒー(粉、インスタントコーヒー、豆、絞りかす等)、小麦粉、砂糖、種、フィッシュミール、麺類(ヌードル)、木材チップ、パルプ、石炭、コークス等の水分・脂肪分・油分・タンパク質を測定 (項目により異なる)
1台で水分・油分/脂肪分・タンパク質の含有量を瞬時に測定
食品に含まれる水分、油分、脂肪分、タンパク質は味や風合い、品質保持期限、栄養価、といった製品特性に大きな影響を及ぼします。各成分の分析は通常品質管理室によって行われますが、研究室で分析が行われている間も製品の生産は継続されており、分析結果を生産工程に反映させるまで時間がかかってしまいます。
卓上型の赤外線多成分計「InfraLab eシリーズ」は操作が簡単で、生産現場のオペレータでもほんの5~10秒でこれらの成分の含有量を正確に測定することが可能です。InfraLabを使用することで測定頻度が増え、より繊細な品質管理ができるようになり、歩留りの向上を実現します。
<測定の流れ>
ログオン⇒プロダクト(品種)選択⇒食品サンプルを本機に置く ⇒ 5~10秒で測定結果を表示。
結果はスクリーンに表示されるほか、メモリ保存、イーサネットに送信(PC接続時)が可能です。
キャリブレーション(基準値補正)
検量線作成へのInfraLabの最初の較正(キャリブレーション)プロセスは、NDCスピードキャル測定アルゴリズムによって単純化されます。それぞれのアルゴリズムは指定された測定範囲ですでに最適化されているため、ほとんどの場合、オフセット(TRIM)調整のみで較正が完了します。
InfraLabは較正調整プロセスを容易にするデータ収集ソフト『InfraLab XL キャリブレーション管理用ソフトウェア』 によってPCへのデータ集積、分析、履歴、校正が可能です。
精度について
本製品では、同一サンプルにてお客さまがLAB分析で得た実測値と、InfraLabの測定から得られた値を比較し、2倍の標準偏差として精度を表現します。
達成可能な精度は測定物によって異なります。精度確認はお客さまのLAB分析方法および手分析測定の誤差を考慮する必要があります。
3成分測定における代表的な精度は下記の通りとなります。
■水分 0.1~0.2% (2σ)
■脂肪分/油分 0.2~0.5% (2σ)
■タンパク質 0.4~0.6% (2σ)
長期安定稼働、メンテナンス不要
InfraLabは長期安定性を考慮して設計されています。「レファレンス・スタンダード」という機能を使用して安定性を確認することが可能です。
また、InfraLabは自動的に光量の安定性をモニターし自動補正しており、湿度、相対的湿度、工場照明などの周辺環境の変化が測定内容に影響を及ぼす事はありません。
メンテナンス
InfraLabは簡単な清掃以外の定期的保守の必要はありません。
概略仕様
測定方式:反射型(後方散乱型)
測定範囲:水分0-90% 脂肪分・タンパク質0-70%
代表精度:水分・タンパク質±0.1% 脂肪分±0.2%(被測定物により異なる)
測定面積:直径60mmのビームパッチでターンテーブルの回転により直径140mm の円内の平均測定
測定時間:約5秒
カタログダウンロード
ムービー
InfraLab eシリーズ 製品概要・食品の水分量測定の様子
InfraLab eシリーズ ビスケット、クッキー、スナック食品の焼き具合&茶色度測定の様子
メーカー紹介
ノードソン(NDC Technologies社)
ノードソン(NDC Technologies社)は、非接触式の厚さ測定装置、モイスチャーセンサー、膜厚測定装置などのプロセス制御用計測機器メーカーです。
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