2014.10.22

【Webマガジン Vol.12 – Oct., 2014】航空機開発におけるテレメトリー技術

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この記事の監修者
コーンズテクノロジー編集部
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テレメトリーとは?

テレメトリーとは測定データを離れた場所で確認するための方法です。現在はインターネット経由で、離れたところのさまざまな情報を簡単に入手することができます。天気や交通情報、定点カメラの映像など、ネットワーク接続さえできれば、どこにいても確認することができます。しかし航空機におけるテレメトリーは、インターネットが整備されるずっと前から使われて来ました。

航空機におけるテレメトリーは、新しい機体を開発する段階で特に必用とされる技術です。飛行の状態をデータで確認するには、さまざまな測定器を使い、状態を数値化して確認する必要があります。飛行機の速度や姿勢、高度や位置、エンジンの回転や温度、翼のコントロール、機体の振動や翼の歪みなど、多くのデータを検証する必要があります。

大型の飛行機では、計測値をモニターするエンジニアも乗り込み、数値を監視しながら試験を行います。もし異常な数値を発見したら、事故に結びつく前に、試験を中止しなければならないからです。

 


テレメトリーアンテナ

しかし小さな飛行機では、機内で数値をモニターすることはできません。そこで地上にいるエンジニアに、リアルタイムでデータを送る必用が発生します。その為にテレメトリーの技術が必要になる訳です。

 


取扱い製品 (詳細はこちら(586KB))
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