衛星搭載用 Sバンド送受信機 「STAR」
LEO(低軌道)~深宇宙まで多様なミッションに対応する堅牢なSバンド送受信機
最新テクノロジーのご紹介
Product Information 製品情報
EWC15シリーズの中で最新のモデルであるSTARは、Syrlinksの新しい世代のトランシーバで、テレメトリー、トラッキング、コントロール(TT&C)サービスにおいて卓越した性能を提供します。
このハードウェア設計は、過去10年間にわたり、ROSETTA、DEEP IMPACT、PARASOL、MICROSCOPEなどの重要な宇宙ミッションで使用されてきた過去のSyrlinks製品に基づいており、その信頼性を引き継いでいます。
〇高い信頼性と実績
インター・サテライト・リンク(ISL)のニーズに対応するために設計され、コンパクトで高信頼性、コスト効果の高い双方向RF通信リンクを実現しました。その後、CNES/Airbus D&S/ThalesによってMYRIADEプラットフォームの標準TT&Cとして採用されました。EWC15シリーズは、50以上のフライトモデルユニットが納入され、300年以上の軌道上時間を記録しており、その信頼性は実証されています。
〇高性能と効率
STAR (EWC15-NG)は、通信リンク(完全なCCSDS準拠)、電力消費、放射線耐性において最高水準の性能を発揮するよう特別に設計されています。また、迅速な信号取得を実現するために、スマートな通信プロトコルを導入し、衛星と地上局のCWスイープ/ロック機能を提供します。
〇コンパクトで最適化された設計
非常にコンパクトで最適化された形状を採用し、DC-DCコンバータが内蔵されているため、STAR はミニ衛星やマイクロ衛星への実装に最適です。これにより、衛星統合の全体的な最適化に貢献します。STAR (EWC15-NG)の設計は、Syrlinksの「New Space II」製品カテゴリーに属し、5~7年のLEO寿命を持つミクロ衛星ミッションに対応し、最大16kradのイオン化放射線耐性を持っています。
〇高品質なコンポーネントと信頼性
使用されるコンポーネントは、ESCC、MIL、DSCC、またはAEC-Q規格に準拠し、必要に応じてCOTS*コンポーネントも使用されます。これらはコストと堅牢性の最適なバランスを実現するために、寿命試験、熱循環試験、破壊的部品分析などの信頼性試験を実施しています。
主な機能と特長
- ミニ/マイクロ衛星
- 7年の寿命を持つLEOミッション
- 高速データレートテレメトリー、CCSDS
- 観測・サイエンス用ペイロード
主な用途と実績
<受信機性能>
- 周波数範囲: 2025 ~ 2110 MHz
- データレート: 8 ~256kbps
- 対応変調方式: PCM/PM/SP-L
- 消費電力: <3W(標準)
- 入力電圧: +22~+38 V
<送信機性能>
- 周波数範囲: 2200 ~ 2290 MHz
- 入力データレート: 10 kbps~2 Mbps
- 対応変調方式: BPSK, OQPSK, QPSK, PCM/PM
- 送信出力電力: 最大2W
- 消費電力: 15W(標準)
- 制御方式: UART(RS422)
- 入力電圧: +22~+38 V
- 寸法(mm) : 181 x 120 x 67
- Mass(g) : 1280 ±50 (コネクタおよびディプレクサを含む)
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