2023.01.19

TactoTekと小島プレス工業がIMSE技術のライセンス契約締結

お知らせプレスリリース

 


Injection Molded Structural Electronics(IMSE、射出成形構造エレクトロニクス)技術のリーディングカンパニーであるフィンランドのTactoTek社(以下TactoTek)はフィンランド時間の2023年1月18日国内で自動車に搭載される内外装部品の開発・設計・製造を行う自動車部品メーカー、小島プレス工業株式会社(以下 小島プレス工業)IMSE技術に関するライセンス契約を締結したと発表致しました。

 

 Injection Molded Structural Electronics(IMSE、射出成形構造エレクトロニクス)技術とはインテリジェントな光とタッチ機能を組み合わせた自動車内のスマートインターフェイスの設計と開発を可能にするスマート3Dサーフェスヒューマンマシンインターフェイス(HMI)を実現する技術であり、TactoTek社は同技術のリーディングカンパニーとして広く知られています。

 

 この契約締結により、小島プレス工業IMSEエンジニアリング、製品開発、自動車内装向けHMIアプリケーションの量産に必要な知的財産ノウハウを包括的に得ることになり、一方のTactotekは世界の自動車エコシステムの中心地の一つである日本市場へIMSE技術をローンチさせることとなります。

 

 TacoTekt社が2023年1月18日に発表したプレスリリースには、予てよりTactoTek社へ出資、国内販売代理店となっておりますコーンズテクノロジー社が重要な役割を担ったとの記載もいただきました。原文詳細、和訳は以下よりご確認ください。


 

  • TactoTek社 Press Release(原文)へのリンク

  https://www.tactotek.com/resources/kojima-industries-corporation-and-tactotek-sign-licensing-agreement

 

  • TactoTek社 Press Releaseの和訳

 ※以下は上記TactoTek社のプレスリリースを機械翻訳したものになります。

 


  • 愛知県豊田市に所在する小島プレス工業株式会社(以下、KIC)はIMSE技術のリーディングカンパニーであるTactoTekとライセンス契約を締結、世界の自動車エコシステムの中心地の一つである日本市場においてIMSEのアクセスを可能にしました。
  • 今回のライセンス契約締結により、KICはIMSEのエンジニアリング、製品開発、自動車内装向けHMIアプリケーションの量産に必要な知的財産とノウハウを包括的に得ることになります。
  • TactoTekの出資者であり、日本での販売代理店であるコーンズテクノロジー株式会社は、IMSE技術の採用を確実にするため重要な役割を果たしました。

 

 フィンランド・オウル/日本・豊田市 2023年1月18日 – フィンランドのIMSE技術のパイオニアであるTactoTekと小島プレス工業株式会社(以下KIC)は、TactoTekのパイオニア的IMSE技術を用いてスマートサーフェスを開発するためのライセンス契約を締結しました。IMSE技術は、インテリジェントな光とタッチ機能を組み合わせた自動車内のスマートインターフェイスの設計と開発を可能にするスマート3Dサーフェスとヒューマンマシンインターフェイス(HMI)を実現する技術です。

 また、TactoTekのIMSE技術は、KICが環境に配慮した設計を行う上で、材料の使用量を大幅に削減し、製造プロセスや必要な組み立てを簡素化する一方で、輸送効率を高め、全体のCO2排出量を従来比で最大60%削減することに貢献します。

 

  • インテリジェントな光で差別化を図る

 小島プレス工業株式会社 インテリア事業領域本部 執行役員 本部長 瀬戸口 隆氏:「KICのお客様は、革新的なインテリアソリューションを求めています。業界では、光で差別化する方向に進んでいます。プレミアムモデルにおいては、イルミネーションと機能性の融合が進んでいます。IMSE技術は、プログラマブルでカスタマイズ可能な、革新的でインタラクティブなスマートインテリアサーフェスを自由にデザインすることを可能にします。IMSEテクノロジーは、車内をデジタル化することで、自動車のインテリアの見方を変えます。」

 

  • IMSE技術を日本のエコシステムに拡張し、当社の技術の大量採用を可能にする重要なステップ

 TactoTekのSVP Field OperationであるSami Hyyryläinenは、「これはTactoTekにとって、日本の自動車分野、特に豊田市周辺のエコシステムへの大きな前進となります。日本においてもIMSEのライセンシー基盤を構築するために、KICと提携できることを嬉しく思います。」と述べました。

またTactoTekでは、KICの新しいアプリケーションの実現と新しいビジネス目標の達成を支援すると表明しており、同氏は「KICは当社のIP、リファレンスデザイン、革新的なトレーニングモジュールを組み合わせたインタラクティブなプラットフォームである新しいデリバリープラットフォームTactoTek Onlineを利用する最初の顧客の一つとなります」と述べました。

 一方、今回のライセンス契約について、TactoTek の日本における販売代理店であるコーンズテクノロジー株式会社は、今後KICが TactoTek の技術にアクセスできるようになること、また契約を成功に導くために重要な役割を担ったことを喜ばしく感じているとし、以下のように述べています。

「IMSE は、持続可能な設計のための自由度を併せ持つ画期的な技術です。自動車や航空市場において重要な技術として世界的に認められており、ドイツや米国のOEM企業によって検証されています。この技術を日本市場に導入できることを嬉しく思っています。私たちは早くからこの技術の可能性を理解しており、TactoTek社への出資者として、この重要な技術が市場に受け入れられることを嬉しく思っています。」—コーンズテクノロジー㈱・代表取締役専務 関 信

 


  • 小島プレス工業株式会社について
    小島プレス工業株式会社は、愛知県豊田市に本社を構え、快適な車内空間を提供するインテリア製品や環境性能を向上させるゼロエミッション製品など、自動車に搭載される内外装部品の開発・設計・製造を行っている自動車部品メーカーです。
  •  ​TactoTek社について                                                                                                                 TactoTekは、プリント回路や電子部品を3D射出成形のスマートサーフェスに統合する射出成形構造エレクトロニクス(IMSE)ソリューションのリーディングプロバイダーです。IMSEの主な使用例としては、自動車、スマートホーム、家電製品、その他の市場におけるヒューマンマシンインターフェース(HMI)、接続性、電子スタイリング機能などが挙げられます。IMSEは、温室効果ガスの排出を大幅に削減し、従来のエレクトロニクス製造方法よりも優れています。設計プロセスのシミュレーションと材料使用量の削減により、IMSE設計のスマートサーフェスは大幅に軽量化され、生涯を通じて温室効果ガスを大幅に削減することができます。TactoTekは、IMSE技術の開発と工業化、量産可能なIMSEプロトタイプの作成、サードパーティのIMSE部品設計とグローバルな量産に向けたIMSE技術のライセンス供与を行っています。      TactoTekは、消費者と環境に利益をもたらす技術ソリューションの推進に取り組む金融および産業界の国際的リーダーから資金提供を受けています。TactoTekの投資家には、Conor Venture Partners、3M Ventures、Repsol Energy Ventures、Faurecia Ventures、Voima Ventures、Tesi、Nidoco AB、Cornesが含まれています。