2022.07.14

【缶巻き締め検査装置】話題のクラフトビールメーカーが採用

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コーンテクノロジー
この記事の監修者
コーンズテクノロジー編集部
コーンズテクノロジーでは先進的な製品・技術を日本産業界へ紹介する技術専門商社として、通信計測・自動車・防衛セキュリティ・電子機器装置・航空宇宙・産業機械といった技術分野のお役立ち情報を紹介しています。

導入事例
【缶巻き締め検査装置】話題のクラフトビールメーカーが採用

缶飲料や缶詰は、本体部分に中身を入れてからフタ部分を上から被せ、本体部分の端とフタ部分の端を巻き込むようにして折りたたむことで密封しています。 この巻き締めが上手くできないと中身の品質劣化を引き起こしてしまうため、巻き締めが正しく行われているかどうか正確に把握しておく必要があります(巻締不良の検査)。

昨今話題のクラフトビールメーカーの中で、過去より缶ビールビジネスを行っている会社や、新規に主力である瓶ビールの他に缶ビールビジネスをスタートさせた会社でも、品質管理はもちろんの事、より『おいしい』ビールを愛飲家にお届けするために、缶巻き締め検査装置の導入が検討・実施されております。

お客様のお困りごと

● 評価対象の缶を切断する際、作業時間にかかり又、切断面が綺麗にならない。
缶の巻締めを測定する際は、糸ノコなどで缶を切断して巻締め部分を露出させたり、「切断片」を取り出す必要があります。通常、切断箇所は1缶あたり3ヵ所(120°毎)必要になるため、その作業に多くの時間が必要になり、作業者に熟練度の違いによる切断面の“バラツキ”が発生してしまいます。

● 目視やダイヤルゲージ、ノギスなどを使用した測定には時間が掛かり、作業者に依存した評価結果にムラが発生する。
一般的に、巻締部は目視やダイヤルゲージ、ノギスなどにより評価されますが、その作業時間は熟練者とそうでない人で大きな違いがあり、評価結果に関しても作業者に依存する事が多々あります。

● 測定後の検査結果(数値)入力に時間が掛かる​。
時間をかけて得られた巻締め検査の評価結果は、1つ1つ特定の記録用フォームに記載する必要がありますが、評価対象が増えるごとに手入力する数も増えるため、入力の手間や入力ミスが負担になっています。

コーンズテクノロジーからのご提案

巻き締め検査装置 シーメタル

わずか1秒ほどで缶のシーム部のシーム厚、シーム長さ、ボディフック、カバーフック、オーバーラップ、オーバーラップ%などのパラメータを自動で測定

● 切断は数秒で済み、主要な測定項目は約1秒で​測定可能。
また、ミツトヨ社製のダイヤルゲージを接続する事により、内寸以外に外寸の測定も可能。 ​
● 測定後の断面画像・測定値は全てHDDに自動保存されるので、チップを保管する必要は無し。
● Excelでお客様毎のフォームに合わせて結果を出力可能。(オプション)

導入のポイント

>> 専用の切断機を用いる事で、最速15秒以内で3ヵ所の“綺麗”な切断が可能。
>> 各巻締パラメータを瞬時に測定し、作業者に依存しない高い精度の検査を提供。
>> 評価結果は事前に設定された専用フォームへ自動的に記録されるため、入力の手間を削減する事はもちろんの事、品質追跡のための記録の管理も容易。

缶巻き締め検査装置 シーメタル(SEAMetal)を導入いただいた結果、『瓶ビールの他、缶ビールをラインナップに加えることで、より多くの消費者の方々へ自慢のクラフトビールを品質を維持したまま届けられるようになり、大変満足している』とのお声をいただくことができました。

この導入事例でご紹介した製品はこちら

 

缶巻き締め検査装置 シーメタル

製缶用検査器

飲料缶・食缶のシーム部の各種パラメータを瞬時測定
  • 測定画像を記録保存・呼び出し可能
  • 基準値に対する測定値の合否が一目で判定可能
  • 測定結果レポート自動作成、Excelフォーム可
  • 外部データとの通信可能
  • 各重要パラメータを瞬時に同時測定