2018.07.25

【缶巻き締め検査装置】1日がかりの断面検査の手間を大幅軽減

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コーンテクノロジー
この記事の監修者
コーンズテクノロジー編集部
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導入事例
【缶巻き締め検査装置】1日がかりの断面検査の手間を大幅軽減

缶飲料や缶詰は、本体部分に中身を入れてからフタ部分を上から被せ、本体部分の端とフタ部分の端を巻き込むようにして折りたたむことで密封しています。 この巻き締めが上手くできないと中身の品質劣化を引き起こしてしまうため、巻き締めが正しく行われているかどうか正確に把握しておく必要があります。

ある製缶メーカーさまは、この缶の巻締め部分の検査に非常に手間がかかっていることにストレスを感じておられました。

 

お客様のお困りごと

● ダイヤルゲージ、ノギス、投影機を使用した測定には時間が掛かる。

投影機で測定した後、チップを残すのにスペースが取られる。​​

一般的に、缶の巻締めを測定する際は、糸ノコなどで缶を切断して巻締め部分の「チップ」を取り出します。検査頻度が多いお客様だと、2時間おきに8~10本程の缶から1缶あたり3か所以上のチップを取り出して測定します。
1回30~60個のチップが2時間おきに出てくることになりますが、これらのチップは製品に不具合が発見された際に再度チェックできるよう、全て数年単位で保管されます。膨大な数のチップを保管しておくためには倉庫を借りなければならず、チップ保管コストが発生していました。

 

測定後の検査結果(数値)入力に時間が掛かる。
巻締め検査で測定する値は、一般的に1か所あたり8項目ほどあります。1缶あたり3か所からチップを取って検査する場合、3か所×8項目で24個の数値を記録しなければいけません。
2時間おきに10本の缶で検査をする場合、1回あたり3か所×8項目×10本分=240個もの数値を記録用フォームに手入力で入力しなければならず、入力の手間や入力ミスが負担になっていました。

 

コーンズテクノロジーからのご提案

  • 巻き締め検査装置 シーメタル

わずか1秒ほどで缶のシーム部のシーム厚、シーム長さ、ボディフック、カバーフック、オーバーラップ、オーバーラップ%などのパラメータを自動で測定

切断は数秒で済み、主要な測定項目は約1秒で​測定可能。
また、ミツトヨ社製のダイヤルゲージを接続する事により、内寸以外に外寸の測定も可能。 ​
測定後の断面画像・測定値は全てHDDに自動保存されるので、チップを保管する必要は無し。
Excelでお客様毎のフォームに合わせて結果を出力可能。(オプション)

 

導入のポイント

>> 捕捉精度が優れている為 、断面をほぼ磨かなくても検知可能。

>> コンパクトで全てテーブルの上に乗るサイズ。

缶巻き締め検査装置 シーメタルを導入いただいた結果、『これまで1日がかりで測定した巻締め断面検査を​数時間で終わらせられるようになった。』、『​測定後の結果を手入力する手間を完全に失くすことができて、浮いた時間を他の作業に有効に使えるようになった。』、『画像も全て自動保存されるので、紙・データ上で残す事が出来、サンプルチップを保存する場所や手間が要らなくなった。』と感謝のお声をいただくことができました。

 

この導入事例でご紹介した製品はこちら

缶巻き締め検査装置 シーメタル

製缶用検査器

飲料缶・食缶のシーム部の各種パラメータを瞬時測定

  • 測定画像を記録保存・呼び出し可能
  • 基準値に対する測定値の合否が一目で判定可能
  • 測定結果レポート自動作成、Excelフォーム可
  • 外部データとの通信可能
  • 各重要パラメータを瞬時に同時測定