レーザーレーダー(LiDAR) Iris 【センサ・電子部品】
機能・性能
検知距離 250m (反射率10%以下) |
最大検知距離 600m |
視野角/水平方向 120° |
視野角/垂直方向 26° |
距離精度 1cm以下 |
アイセーフ クラス1 |
点群密度 300点/平方度以上 |
- 堅牢性:IP69k
- 耐振動性:ISO 16750-3
- 耐衝撃性:IEC 60068-2-27
■レーザー光源
・長距離検知を実現するために波長1550nmのシングルモードファイバーレーザー光源を使用。
・最大検知距離600mを実現し、10%程度の低反射率の対象に対しては250mの距離で検知可能。
・アイセーフのクラス1を準拠しながら、波長905nmのレーザー光源を採用したLiDARの100万倍のパルスエネルギーを実現。
■スキャナー
・水平視野角120°、垂直視野角26°の2次元スキャンミラーを使用。
・光源自体を回転させるのではなく、光路をスキャン。
・動的にスキャンパターンを変更することにより、リアルタイムに垂直方向の任意の場所で高解像度な点群データを取得可能。
■受光素子
・Luminar社独自のASICと組み合わせた高感度で広いダイナミックレンジを持つInGaAs受光素子。
・悪天候下でも業界最高レベルの解像度と性能を発揮。
■ASIC
・複雑なADCチップよりも大幅なコストカットと優れたパフォーマンスを実現したLuminar社独自のASICを使用。
動画
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自動車メーカーとの共同開発
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特長
◆計測範囲◆
Irisは、遠方の対象物の位置を正確に把握し、対象物が何であるかを確実に認識することが可能です。
高速道路でも安全に反応するために長距離を検知します。
◆解像度◆
Irisは、1平方度あたり300点以上の点群密度で、カメラのような解像度を実現します。
250m先の夜間の暗い道路を走行する黒い車など、反射率の低い対象物でも確実に検知する事が可能です。
◆設定可能なフィールドカバレッジ◆
ソフトウェアでスキャンパターンの変更が可能なため、見たい領域に焦点を合わせることができます。
Irisの角度分解能は、垂直および水平インターレース・スキャンを可能にし、高解像度とフレームレートの要求を実現します。
LiDAR(ライダー)とは
LiDAR(ライダー)の原理と仕組み
LiDAR(ライダー)はレーザーレーダーとも呼ばれ、主に物体の位置や物体までの距離を測定する時に使われる技術です。一般的なレーダーが電波を用いるのに対して、LiDARは光を利用している点が異なっています。LiDARは電波よりも波長の短い光を使うことで、反射率の小さい物体でも効率よく検知することができます。通常は測定物に対して広範囲にレーザーを照射し、戻ってきた反射光を解析して物体を検知します。
Luminar(ルミナー)社のLiDAR「Iris」は、主に自動運転車両用に設計されており、最大で500m先の対象物まで測定可能です。水平方向に120°、垂直方向に26°の広い視野において、非常に高解像度の測定ができます。
解析能力が高いため、極めて反射率が低い物体でも検知でき、さらに視野・フレームレート・走査線分布を細かく設定できるので、進行方向にあるさまざまな対象物を非常に高い精度で検出します。
主な用途と市場
LiDAR(ライダー)は、自動車の自動運転システムにおいて欠かせない技術です。他にも建機・農機・監視・防衛などの分野に用いられています。
コーンズテクノロジーでは、Luminar社の「Iris」を取り扱っています。
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