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N-STAR(EWC31-NG)
ナノサテライト用TT&Cトランスポンダ

S-band対応 衛星搭載用送受信機
メーカー サイリンクス社 (Sylinks)

衛星通信

N-STAR(EWC31-NG)は、前モデルEWC31をベースとした製新世代のTT&Cトランスポンダです。機械式エンクロージャと統合デュプレクサを装備し低軌道用に専用デザインされました。シングルまたはデュアルアンテナ構成が可能で宇宙放射による影響を軽減するために電子ヒューズが搭載されています。送信部は2200~2290MHzで動作し、RF出力は+27から+36dBmに調整可能。受信部は2025~2110MHzで動作し、データレートは8kbpsから512kbpsまで選択可能です。

アプリケーション

  • キューブサットおよびナノサット
  • 3年間の低軌道(LEO)ミッション
  • 深宇宙および月ミッション
  • 衛星打ち上げ機

利点および主な特長

  • コンパクトなフォームファクター – キューブサット
  • 統合デュプレクサ
  • 拡張された耐放射線への対応
  • 単一またはデュアルアンテナ構成
  • 低消費電力

品質と信頼性

  • 高信頼性のCOTSデザイン
  • 放射線試験および耐性
  • ITARフリー

<技術仕様>

受信側の特性

  • 周波数範囲 (MHz): 2025–2110
  • 変調方式: BPSK, PCM/PM/SP-L
  • ビットレート (kbps): 8 〜 512
  • 取得モード: オンボードまたは地上局スイープ
  • キャリア取得閾値 (dBm): -120
  • キャリア取得スイープ速度 (kHz/s) / キャリア追尾範囲 (kHz): <±32 / <±140
  • 消費電力 (W): 1.5 (10V / 25°C)
  • 感度レベル @ BER = 1e-5 (dBm): < -156 + 10log(ビットレート)
  • 推定器: RSSI, Eb/N0, 周波数誤差

送信側の特性

  • 周波数範囲 (MHz): 2200–2290
  • 変調方式: BPSK, QPSK, OQPSK
  • 入力ビットレート:
  • ノミナルバージョン: 10 kbps 〜 1 Mbps (QPSK)
  • オプション: 1 Mbps 〜 2 Mbps (OQPSK), 10 kbps 〜 1 Mbps (BPSK)
  • 符号化: 畳み込み符号化 (7 1/2), 差動符号化
  • フィルタリング: CCSDSスペクトラムマスクに準拠
  • 出力電力 (W): 最大2 (+27 dBm 〜 33 dBm)
  • 消費電力 (W): 10 (@2W RF出力電力) (10V / 25°C)

基準周波数

  • TCXO: 内部
  • Δf/f (ppm): 温度範囲内 < ±0.5
  • 10年のエージング (ppm): < ±5

インターフェース

  • RF入力 / 出力: 50オームSMPコネクタ
  • データ / クロックコネクタ: PC104またはNano-D
  • 信号 / 制御コネクタ: PC104
  • 制御: UARTまたはI2C
  • データ / クロック: SBDL (RS422)またはCMOS

電源

  • DC入力電圧 (V): +6 〜 +18 DC (ガルバニック絶縁なし)

環境条件

  • 動作温度 (°C): -20 〜 +60
  • 非動作温度 (°C): -30 〜 +70
  • 放射線耐性 (kRad): 10
  • 軌道上の寿命 (年): 3

機械的特徴

  • 寸法 (mm): 95 x 90 x 31
  • 質量 (g): 360

メーカー紹介

サイリンクス社 (Sylinks)

Syrlinks社(フランス)は小型・低消費電力のハイグレード衛星搭載用送受信機を開発・製造しています。宇宙空間の厳しい環境においても長年の運用実績に裏付けされた高品質且つ信頼性のあるCOTS製品で、費用効果の高い製品をご提供いたします。

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