2020.01.12

Android端末からのLink Key取得方法

FRONTLINE

  • TOP>
  • 特集>
  • Android端末からのLink Key取得方法
コーンテクノロジー
この記事の監修者
コーンズテクノロジー編集部
コーンズテクノロジーでは先進的な製品・技術を日本産業界へ紹介する技術専門商社として、通信計測・自動車・防衛セキュリティ・電子機器装置・航空宇宙・産業機械といった技術分野のお役立ち情報を紹介しています。

Android端末からのLink Key取得方法(OS 4.4以上)

Bluetooth通信は暗号化されており、アナライザでのデコードに際し、暗号化キーである「Link Key」を入力する必要がございます。
(PIN Codeタイプのペアリング方式の場合、ソフトウェアへのPIN Code入力で解析可能です)。
Frontline社製CPASソフトウェアの機能を使用することで、Android V4.4以上の場合、携帯端末からLink Keyの取得が可能です。

※最近のAndroid端末ではUSB経由でAndroid内部へのアクセスができない機種もあり、その場合はバグレポート機能を使用する必要があります
Bluetooth Tips: バグレポート機能を使ったAndroid端末からのLink Key取得方法

1. Android端末にHCIスヌープログを生成する

1

設定画面を開き、最下部にある端末情報をタップ。

2

端末情報内の最下部にあるビルド番号欄を7回タップすると、
開発者モードになります。

3

開発者モードになると、端末情報上部に開発者向けオプションが表示されます。

4

開発者モードになります。開発者向けオプションをONに変更し、
Bluetooth HCIスヌープログを有効にするをチェック。
(この機能を有効にすることで、Bluetoothを使用した際の内部ログが端末内に保存されます)。

5

BT通信を行う。
※一度ペアリングを行ったデバイス同士は既にLink Keyが生成されているため
一旦接続情報を削除し、再度ペアリングを行って下さい。

6

ペアリング完了後、BT通信接続を終了し端末の再起動を行う。

 

以上でHCIログデータの生成は完了となります。

2. CPASソフトウェアを使用し、HCIスヌープログを開く

1


Android端末をPCへ接続する。

2

CPASソフトウェアを起動、
CPAS Sideを指定しRunボタンをクリック。

3

画面左上部の”File”より”Open Capture File”をクリック。

4

画面右下の拡張子を「BT Snoop Files.log」に変更し、
「コンピュータ」>「端末名」>「内部ストレージ」より
btsnoop_hci.logファイルを開く。
※btsnoop_hci.logファイルの保存場所は、
ご使用のAndroid端末によって異なります。

5

上記のウィンドウより、”Show Frame Display”を選択。

6

画面中央上部にある、双眼鏡マークを選択し
Findディスプレイを表示します。

7

FindディスプレイのDecodeタブ内にある
検索ボックスより「Link Key」を検索。

8

上記の通り、Frame Display画面左側のデコード
表示部に「Link Key」が表示され、右クリックでコピー可能です。