2024.09.17
セキダイヤモンドシステムズとエレメントシックス、世界最高のCVDダイヤモンド合成装置実現のため提携
お知らせプレスリリース
コーンズ テクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 西岡和彦)のダイヤ成膜装置部門であるセキダイヤモンドシステムズ(以下、SDS)と合成ダイヤモンドおよびスーパーマテリアル製造のグローバルリーダーであるエレメントシックス(本社:イギリス)は、エレメントシックス独自のチャンバー技術を導入・搭載した研究開発用途の革新的で新しいダイヤモンド合成装置「SDS-E600」の共同開発に合意しました。
幅広い研究分野に対応した高品質のダイヤモンド材料を開発可能に
長年にわたりエレメントシックスは、特許を取得したチャンバー技術とダイヤモンド合成プロセスIPの主要ポートフォリオを活用し、世界最高品質の合成ダイヤモンド基板・材料を市場へ提供するサプライヤーとして信頼を得てきました。一方、これまでエレメントシックスは、CVDによる合成技術をお客様へ提供しておりませんでした。
今回の提携により、エレメントシックスのハードウェアおよびIPと、信頼性の高いSDSの2.45GHz プラットフォーム(以下、SDSプラットフォーム)を統合することで、世界中のお客様は幅広い研究分野に対応した高品質のダイヤモンド材料を開発・成長できるようになります。
加えて、エレメントシックスは、同社のチャンバー用に開発された独自のダイヤモンド合成プロセスIPを、「SDS-E600」のお客様向けに別途ライセンスを提供する予定です。
「SDS-E600」は2025年春からコーンズ テクノロジー・SDSより販売・サポート提供を開始する予定です。学術分野のお客様に電子・量子・電気化学の研究開発を加速させる高品質なダイヤモンド材料を成長していただくことを目指しています。
【ダイヤモンド合成装置 SDS-E600】
新たなダイヤモンド材料の研究開発と実用化を加速
今回の提携に際して、エレメントシックスとコーンズテクノロジー株式会社は以下のようにコメントを寄せています。
エレメントシックス
「ダイヤモンド材料の研究開発をサポートするセキダイヤモンドシステムズは業界内で高く評価されています。今回の提携はセキダイヤモンドシステムズのプラットフォームとエレメントシックスのプロセスIPの普及を加速させ、ダイヤモンド産業とその応用分野を全体的に成長させる大きな力になると確信しています」
コーンズ テクノロジー株式会社 代表取締役専務 関信
「エレメントシックスのような素晴らしいパートナーと協業できることをとても光栄に思っています。開発段階ですでにエレメントシックスの2.45GHzマイクロ波プラズマCVDチャンバー技術が当社のプラットフォームに完全統合できることが実証できました。今回の提携により、世界中のお客様にエレメントシックスの技術とIPを活用して新たなダイヤモンド材料の研究開発と実用化を加速していただけると確信しております」
「SDS-E600」の注文受付開始は2025年1月、2025年6月より順次出荷を開始する予定です。
<問合せ先>
- コーンズ テクノロジー株式会社
セキダイヤモンドシステムズ (Seki Diamond Systems)
Tel. 03-6774-7060
Email: ctl-dia@cornes.jp
https://cornestech.co.jp - エレメントシックス (Element Six)
https://www.e6.com