ワイヤレス給電(WPT)における人体ばく露安全性評価とは― 国際規格準拠の電磁界測定の考え方とWavecontrol「SMP3」
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ワイヤレス給電(WPT:Wireless Power Transfer)技術の進化は、モバイルデバイスから電気自動車(EV)に至るまで、世界のエネルギー伝送を根底から変えつつあります。ワイヤレス給電デバイスの開発・製造においては、高効率と利便性の追求に加え、国際規格に準拠した人体ばく露安全性評価が不可欠となっています。
こうした評価を適切に行うためには、ワイヤレス給電システムを想定した電磁界測定に対応し、関連規格に基づいた評価が可能な測定器が求められます。本記事では、ワイヤレス給電分野の人体ばく露評価用途で広く利用されている、Wavecontrol社の電磁界測定器「SMP3」を紹介します。
「SMP3」の特長とワイヤレス給電分野での優位性
Wavecontrol社の電磁界測定器「SMP3」は、ワイヤレス給電システムの開発・製造における、電磁界の人体ばく露安全性評価を可能にする革新的なフィールド測定器として、世界中で利用されています。主なSMP3の特長と優位性は以下のようになります。
広範な国際規格への完全準拠
ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)、IEC、EN、IEEE、欧州指令2013/35/EU、FCC、JIS C 1910など、幅広い主要な国際・国内規格に準拠した人体ばく露測定がSMP3は可能です。
ワイヤレス給電特有の必須規格に対応
特にワイヤレス給電システム向けに必須とされる以下の規格に対し、正確な評価をSMP3はサポートします。
- カナダ ISED / RSS-102.NS.MEAS (旧 SPR-002):神経刺激(NS)評価に対応し、タッチ距離(0 mm)での評価を可能にします。
- 米国 FCC KDB 680106:4 MHz未満のWPTデバイスのRFばく露要件に対応します。
- IEC/IEEE 63184 (開発中):3 kHz~30 MHzを対象とするWPTシステムの評価をサポートします 。
近接場測定を実現する小型プローブ連携
ワイヤレス給電デバイスの安全性評価に不可欠な近接場測定を、専用プローブとの組み合わせでSMP3は実現します。
- WP400-3 プローブ(1 Hz~400 kHz):センサー面積 3㎠ の小型プローブは、コイル表面近く(近接場)での高精度な測定を可能にし、空間ピークの正確な測定に優れています
- WP10M プローブ(1 Hz~10 MHz):WPT信号の全周波数帯域(最大10 MHz)をカバーし、神経刺激評価のための信号解析に使用可能です。
以上のような特長を持つSMP3は、ワイヤレス給電システムにおける認証取得と安全性確保に貢献するだけでなく、その広範な周波数カバレッジ(DC~90 GHz)と規格準拠能力により 、電力、情報通信、製造業、研究機関など、あらゆるフィールドの電磁界測定ニーズに対応します。ぜひ、革新的なフィールド測定器SMP3をご活用ください。
アプリケーションノート:規格に準拠したワイヤレス給電デバイスのEMF測定
SMP3の「アプリケーションノート:規格に準拠したワイヤレス給電デバイスのEMF測定」を、ご覧いただけます。下記よりフォームを送信いただき、ダウンロードしてください。

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