FAQテクニカルノート
01 仕様について
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A
A1.下記のオーディオアナライザ(制御ソフトウェア)が使用可能です。
- APxシリーズ: 515B、525B、526B、582B、585B、586B (APx500ソフトウェア *1)
- 2700シリーズ: 2702, 2712-192k, 2722-192k (AP2700ソフトウェア *2)
- System Two Cascade: 2422, 2522, 2500 (AP2700ソフトウェア *2)
- System Two Cascade Plus: 2122, 2622, 2722-96k, 2700-96k (AP2700ソフトウェア *2)
- *1. Windows 10 64-bit版の場合、APx500はv4.4.2以上のバージョンが必要です。
- *2. Windows 10 64-bit版の場合、AP2700はv3.3 SP1以上のバージョンが必要です。
アナライザはAudio Precision製USB-APIBアダプタを使用してPCに接続する必要があります。
PCI、PCIE、PCMCIA-APIBアダプタを使用することはできません。また、OPT-2711 Dolby Digital Generatorオプションは使用できません。
AP2700ソフトウェアを実行すると、IEC61937パネルにおいて、ドルビーデジタルハードウェアが見つかりませんというエラーメッセージが出ます。 -
A
A2.こちらの対応表をご参照ください
APxシリーズの場合、制御ソフトウェアAPx500はv2.7以上のバージョンが必要です。またv4.5はWindows 64-bit版が必要となります。2700シリーズの場合、制御ソフトウェアAP2700はv3.3 SP1以上のバージョンが必要で、Audio Precision製USB-APIBアダプタを使用してPCに接続する必要があります。PCI、PCIE、PCMCIA-APIBアダプタを使用することはできません。また、OPT-2711 Dolby Digital Generatorオプションは使用できません。AP2700ソフトウェアを実行すると、IEC61937パネルにおいて、ドルビーデジタルハードウェアが見つかりませんというエラーメッセージが出ます。
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A
A3.下記のプロファイル、コーデックに対応しています。
Profiles / Roles Supported
A2DP Source/Sink v.1.3; AVRCP Target/Controller v.1.4; HFP Hands Free/Audio Gate way v 1.7; HSP Headset/Audio Gateway v.1.2
Codecs supported
SBC; mSBC; aptX; aptX Low Latency; aptX HD; CVSD; AAC -
A
A4.APxシリーズのBluetooth Duoオプションは以前のAPX-BT-WBモジュールで対応しているコーデックSBC、aptX、CSVDに加え、AACに対応しています。このBluetooth DuoオプションはAPx500ソフトウェアバージョン4.5以降で利用可能となっております。さらにaptX LLやaptX HDにも対応しています。詳しくはQ5をご覧ください。
Profiles / Roles Supported
A2DP Source/Sink v.1.3; AVRCP Target/Controller v.1.4; HFP Hands Free/Audio Gate way v 1.7; HSP Headset/Audio Gateway v.1.2
Codecs supported
SBC; mSBC; aptX; aptX Low Latency; aptX HD; CVSD; AAC -
A
A5.APIは公開されています。VB.NET、C#、LabVIEW開発環境をサポートしています。APIに関するヘルプ入門、資料、ドライバ、サンプルコードにつきましては、以下のダウンロードエリアをご参照願います。
ダウンロードエリアは こちら
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A
A6.申し訳ございませんが、HDMI 2.0には対応していません。APxシリーズのHDMI+ARCオプションは、HDMI 1.3aに準拠し、加えてHDMI 1.4aのサブセットのARC(Audio Return Channel)機能に対応しています。
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A
A7.2700シリーズ SYS-2722を使ってジッターの測定が可能です。APxシリーズではAPx555、もしくはADIOオプション搭載のAPxシリーズにて測定できます。APx500制御ソフトウェアはバージョン4.0以上が必要になります。APx515にはADIOオプションを追加することはできません。
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A
A8.主な違いは、アナログの測定性能にあります。APx555は-120 dBの残留THD+N(代表値)と最大1MHzの帯域幅のパフォーマンスを備えております。また、204 kHz、26 Vrmsまでの信号生成が可能となっております。デジタルではアドバンスドマスタークロックを備えジッター生成と解析が可能となります(APx525ではオプションにより可能になります)。 仕様比較は総合カタログに記載されています。
こちらもご参照ください
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A【管理画面内ご案内】ブロックを追加してください。2カラム
A9.ソフトウェアオプションをご購入頂いた場合、ソフトウェアオプションキーモジュールが提供され、これをアナライザ本体背面のポートに装着します(図1)。モジュールにはiButtonが入っており、どのオプションが有効かを示すラベルが付いています。1つのモジュールで最大3つのiButtonを搭載できます。
図1のモジュールには、HST、AMLおよびACRのオプションが入っています。【管理画面内ご案内】ブロックを追加してください。2カラム
回り込み回避(公開ページにはこのパーツ表示されません)
図1. APxソフトウェアオプションキーモジュールを備えたAPx515の背面パネル
こちらもご参照ください- APx515 Software Options
02 修理・校正について
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A
A1.以下のフォームから製品情報・お客様情報をご登録ください。
受付完了後、担当者より、納期・料金・ご依頼品の送付先情報をお知らせします。
ご依頼内容 登録フォーム -
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A2.1年に1度の校正を推奨していますが、ご使用状況にも依りますので弊社での校正結果を参考に、その後の校正周期を貴社内でご検討ください。
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A
A3.System Oneについては修理・校正サービスを終了しています。
その他製品の修理・校正の可否につきましては、カスタマーサポート担当までお問い合わせください。
オーディオプレシジョン社製品 カスタマーサポート担当 Emailは こちら -
A
A4.校正完了日については、カスタマーサポート担当までお問い合わせください。
オーディオプレシジョン社製品 カスタマーサポート担当 Emailは こちら -
A
A5.下取り対応はおこなっていません。お客さまでの処分をお願いしています。
03 操作・測定方法について
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A
A1.「F1」キーによるヘルプ画面を是非ご活用ください。機能説明でなく、オーディオに関する基本用語等についても詳しく解説されています。
例.オーディオで使用されている単位について
例.オーディオで使用されている単位について
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A
A2.APx500ソフトウェアのHelp >> Aboutをクリックしてください。About APx500ウィンドウには、ソフトウェアのバージョンとハードウェアコンポーネントの詳細が表示されます。 [Product Components]選択ボックスで、iButtonで始まる項目を探して選択します(存在する場合)。 [Component Details]ボックスに詳細が表示されます。 図の例では、SPK-RD オプションが含まれていることが確認できます。
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A
A3.測定項目によっては、測定と同時にwav等のファイル形式で保存が可能です。Measurement Recorder, Noise Recorder, PESQ, POLQA, Signal Acquisition, Signal Analyzer
save to fileにチェックを入れ、各パラメータを設定して測定を実行すると指定した場所に保存されます。
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A
A4.詳しくはクイックマニュアルの6.5をご覧ください。ダウンロードはこちら
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A
A5.POLQA測定のソフトウェアオプション APX-SW-POLQA2を用いることで使用可能です。
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A
A6.APxシリーズのPESQ/POLQA測定では音声サンプル信号を使用します。被測定対象物(DUT)を通過することによって劣化した音声信号と基準となるオリジナルの音声信号を比較して、MOS(Mean Opinion Score)が求められます。 下記の3通りのセットアップがあります。
閉ループ(Closed-Loop)測定
APxシリーズより音声サンプル信号を出力し、DUTを通過した信号を取得して解析します。APx500ソフトウェアのSignal Path Setupにおいて、DUTに接続するためにAPxのOutput/Input Configurationを設定します。ファイル解析
ファイル(.wav)を再生して解析します。APxのGeneratorは使用しません。Signal Path Setupにおいて、Input Configuration: Connectorで”File”を選択します。
- PESQ測定には、ソフトウェアオプションAPX-SW-PESQが必要です。
- POLQA測定には、ソフトウェアオプションAPX-SW-POLQA2が必要です。
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A
A7.APx500ソフトウェアの中の測定アイテムMetadata Recorderを使用することで、最大168時間、15種類までのメタデータフィールドを表示しながらキャプチャすることが可能です。ロジック・アナライザ表示によって、データの時間変化を確認することができます。
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A
A8.可能です。以前のモデル(SWR-2122)も含めて接続することができます。 ただし、APxシリーズアナライザで使用する場合は、USB-APIB-KITを使用してコンピュータのUSBポートに直接接続する必要があります。 複数のスイッチャーを使用する場合は、APIBケーブルを使用して接続できます。 各スイッチャーは、背面のDIPスイッチを使用して一意のアドレスに設定する必要があります。
こちらもご参照ください
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A
A9.以下の手順で行ってください
シーケンスモードのナビゲータにて、[Level and Gain」にチェックを入れ、Add Stepをの「Export result Data..」を選択してください
From Resultを出力したい項目に選択し、「Append if File Exists」を選択します(追加保存されます)。
「Start Sequence」ボタンをクリックして測定を実行する度にエクセルへ結果が追加されます。
出力結果例
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A
A10.ASIOを使用することにより信号を入出力可能となります。
こちらもご参照ください
04 その他
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A1.ハードウェア延長保証契約があります。APx500シリーズの制御ソフトウェアはVer4.6まではすべての製品に対してライセンスフリーとなっております。Ver5.0以降に関してはライセンス契約が必要となる場合がございます。詳しくはカスタマーサポート担当までお問い合わせ願います。
お問い合わせ〉オーディオプレシジョン社製品 カスタマーサポート担当 お問い合わせはこちら -
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A2.原則弊社からのレンタルはおこなっていません。レンタル会社様にお問い合わせ願います。なお、評価用のお貸出についてはカスタマーサポート担当までお問い合わせ願います。
オーディオプレシジョン社製品 カスタマーサポート担当 Emailは こちら