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【赤外線多成分計】石炭の水分含有量を正確に計測して良質な石炭の判別に貢献

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【赤外線多成分計】石炭の水分含有量を正確に計測して良質な石炭の判別に貢献

燃料として使用される石炭は、不純物や水分含有量が多いなどで品質が悪いと着火しづらく発熱量も低くなり、より多くの石炭を使わなければいけなくなります。結果、石炭そのものの購入コストや輸送にかかるコストが割高になってしまいます。また、低品質な石炭を燃やすとボイラーや炉に負担がかかり、故障等のトラブルを引き起こす原因となります。

あるお客様は、石炭の水分量を購入前に計って粗悪な石炭を避けたいと思っておられましたが、一般的に色が黒い被測定物の成分を計るのは難しいと言われており、正確に石炭の水分量を測定できる測定器が無く困っておられました。

お客様のお困りごと

● 石炭やコークスなど、色が黒い物質の水分含有量を素早く正確に測定できる良い計測器がない。

コーンズテクノロジーからのご提案

  • 赤外線多成分・膜厚計 (水分・膜厚・コート重量・フィルム厚測定) 『710eシリーズ』

導入のポイント

>> 特殊なアルゴリズムによって黒色の被測定物でも正確に測定できる
→ 赤外線を用いた測定器は、被測定物に照射した光線の跳ね返りによって成分を分析しますが、一般的に黒色の物は赤外線を100%吸収してしまうため十分な跳ね返りが得られず、測定不可と言われています。
『710eシリーズ』は黒色の物も測定できる独自のアルゴリズムとフィルターを搭載しており、真っ黒な石炭でも素早く正確に水分量を測定できたことが導入の決め手になりました。

>> 予め石炭測定に最適な検査線が入力されているため、設定が簡単。測定前にかける手間と時間を大幅に短縮
→ 『710eシリーズ』は、世界各地での40年以上の実績と経験データに基づいた各アプリケーション専用のプレキャリブレーション(基準値補正)を設定してからお客さまに納品されます。
そのため、お客さまによる波長の選定や複雑な回帰式の設定が不要で、簡単な1次式(Y=aX+b)を製品毎に設定するだけで、正確な測定値を得る事ができます。
他と比較してスタートしやすい/使いやすい点が評価されました。

赤外線多成分 『710eシリーズ』を導入したことで、素早く正確な水分量測定が可能になり、良質な石炭を仕入れられるようになったと良好な評価をいただきました。

色が黒い石炭などの水分(成分)測定をご検討されておりましたら、お気軽にお問合せください。

この記事の監修者

コーンズテクノロジー編集部
コーンズテクノロジーでは先進的な製品・技術を日本産業界へ紹介する技術専門商社として、通信計測・自動車・防衛セキュリティ・電子機器装置・航空宇宙・産業機械といった技術分野のお役立ち情報を紹介しています。

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